産業と自然、教育と文化が育む
ファッションタウン桐生

ファッションタウンとは

 ファッションタウン構想は、地域産業のグローバルな発展を図りつつ、その地域が有する伝統、歴史、自然環境などの地域固有の資源と融合しながら、内発的で個性的なまちづくりを推進する運動です。
 桐生市では平成12年度を目標年次とする「第三次総合計画」で桐生市の将来像を「ハイテクとファッションのまち」と位置づけて事業を展開していましたが、産業界は、これを促進していくために、「ファッションタウンビジョン」を平成5年度に策定しました。ビジョンの実行に向けて、平成9年度に産・学・民、幅広いメンバーで構成される「ファッションタウン桐生推進協議会」を組織化し、平成13年度からは、桐生市第四次総合計画の特別プロジェクトに掲げられました。また、平成20年度を初年度とする「桐生市新生総合計画」においても12項目の重点施策に位置付けられ、産業界と市民、行政が一体となった様々な活動を展開しています。

 ファッションタウンの目標像は、活力ある地域産業の場と魅力ある地域生活圏をともに実現することにあります。


□ファッションタウン桐生推進協議会の歩み


ファッションタウン化による地域イメージの一例です。

文化と歴史に裏付けられた都市景観に優れた都市<文化と歴史に裏付けられた都市景観に優れた都市>
 本町1、2丁目を中心とした街並みは、伝統的建造物群、近代化遺産が連なる全国的に見ても貴重な空間です。また、市内全域に残るノコギリ屋根工場は産業が創出した桐生らしい景観を形作っています。これらの保存・活用・継承はファッションタウンの大きな課題です。

地域産業をモチーフにしたまちづくりが一貫して展開されている<地域産業をモチーフにしたまちづくりが一貫して展開されている>
 1200年の伝統を持つ繊維産業を中心に機械金属産業などの地場産業が根付き、ものづくりの歴史の流れのなかで、特徴ある製品が、個性的な街の風景、住民のライフスタイルと一体となって、地域ブランドを形成していく。

「もてなしの心」が地域に根付いていく<「もてなしの心」が地域に根付いていく>
 桐生だけでしか買えない製品、桐生でしか見られない景観、桐生でしか触れられない文化や伝統などを求めて、全国・世界からビジネスマンや観光客、芸術家、研究者などが訪れ、「もてなしの心」が地域の新たなサービス産業として根付いていく。

マルチメディアによるファッションタウン間ネットワークの構築<マルチメディアによるファッションタウン間ネットワークの構築>
 インターネットなどのマルチメディアによる各種の情報が構築され、全国で20都市を越えるファッションタウンや生活文化創造都市間のネットワーク化による活発な情報交流により、新たなニーズと製品開発を掘り起こし多彩なビジネスチャンスを掘り起こしていく。
<推進組織の積極的な活動>
 ファッションタウンづくりをマネージメントする産学官民による総合プロデュース組織(ファッションタウン桐生推進協議会)が、積極的な活動を展開している。


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