桐生ファッションタウン賞

無鄰館

  北川紘一郎氏



《活動の概要》
 明治から昭和初期に建設され、上質な絹織物を生産したノコギリ屋根の織物工場の保存・活用のため、才能ある若い芸術家たちに制作の場、居住の場を提供し、さらに工場の一部を文化的活動の場、イベントの場に開放、桐生文化を発信している。
 自然発生的に「無鄰館」と呼ばれるようになり、彫刻家、画家、服飾デザイナー、建築家、ハーブ研究家など多彩なアーティストが活動する“芸術家集団工場”を形成している。桐生の歴史遺産が知的産業に活用されて蘇るとともに企業誘致を超える未来に向けた地域発ルネッサンス波動を希求したユニークな活動が展開されている。

《推薦の言葉》
 アーティストや文化的事業への応援を、旧織物工場跡地を開放して、有鄰館という大器に対して「無鄰館」と名付けたらしいが、名前とは反対にそこに集まる人々との心温まる会話は、まさに館主北川紘一郎氏の人柄であり、桐生の縮図である。

《賞状文面》
  のこぎり屋根を舞台に 若きアーティストの
  夢を紡ぐ活動を称え顕彰いたします

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