わが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大の長期化、ウクライナ情勢にともなう各国の経済制裁の動向、原油など原材料価格の高騰による燃料価格の上昇などによる影響が懸念されています。他方、デジタルトランスフォーメーション（DX）の推進やカーボンニュートラル達成、環境対応のための設備投資や研究開発は、今後も加速していくことが予想され、新たなビジネスチャンスに期待が持てます。
　このような状況の中、当連合会は桐生広域における機械金属工業並びに関連事業の企業経営者の代表的な団体として会員企業の相互の連絡協調を図るとともに、関係諸官庁並びに経済諸団体との連繋を密にし、地域経済の振興発展に寄与するために、積極的な事業展開を推進してまいります。
　具体的には、機械金属実態調査の実施と管理により会員企業はじめ、管内企業の情報収集により、桐生地区機械金属工業の実態周知を行います。
　更に、群馬大学理工学部をはじめとする管内教育機関や地元学生と会員企業との関係強化に伴う、産学連携を図りたいと考えております。
　また、平成２６年１１月に一般社団法人大田工業連合会（東京都大田区）と締結した「事業継続計画（ＢＣＰ）強化に向けた相互応援協定」を本格的に始動していくため、相互交流事業を今後も積極的に継続するとともに、大規模災害などにより、事業継続に支障を来しかねない不測の事態に陥った際に、的確かつ充実した応援協力を行える体制を構築してまいります。
　今後も、会員企業を取巻く環境の変化にいち早く取組み、活性化を図るべく事業展開を実施し、皆様から信頼される桐生地域機械工業の連合体となることを目指します。