桐生商工会議所 会員事業所からの発信
いぐさの香りに包まれる特別な場所
【藺草茶寮(いぐささりょう)】
桐生天満宮前から東に向かって初めての四つ角に建つ「四辻の斎嘉」。その離れにある浴室を茶寮へとリノベーションし2022年7月にオープンしたのがIGUSALONEと桐生のセレクトショップBELLURIAとがコラボした「いぐさ」と「畳」の専門店「藺草茶寮」である。
栄養価の高い食べるいぐさパウダーと日本初の緑茶・和紅茶・焙じ茶にいぐさをブレンドした「いぐさ茶9種類」を開発・販売し、ジェラートや和菓子と共にくつろぎの空間で嗜むことができる。また、オンラインショップでは、藺草暖簾や茶畳トレーなどのインテリアや小物も購入可能。
熊本・八代出身の店主、豊村一徹さんは東京でアパレル事業とイグサデザイナーとして活動。BELLURIA山越氏の案内で四辻の斎嘉とその周辺環境等のロケーションに惚れ込み、上質な空間と商品を提案する藺草と畳のあたらしいカタチが体験できる同店を始めた。
本町通りの重伝建地区から東久方周辺を「奥桐生」と名付けて観光誘客にも積極的だ。「桐生の魅力を知ってほしくて、説明にもつい熱が入ってしまう」と話す豊村さん。誠実な人柄が、いぐさの香りと同様に人々の心を和ませてくれる。