桐生商工会議所 会員事業所からの発信

熟練の技術を提供【関口刺繡】

関口刺繡

・住所:桐生市相生町2-1039-2
・電話:0277-53-6248
・FAX:0277-53-6248

関口刺繡

昭和43年(1968年)に刺繍業を開業し今年で55周年を迎えた。 開業のきっかけは、奥様の光子さんが以前より刺繍に精通していたことと、地域内で刺繍業が盛んになったことだという。現在は相生町2丁目に工場を構え親子4人で事業を行っている。

特殊ミシンを使用する金駒刺繍は職歴40年である息子の幸男さんが、横振り刺繍は職歴33年である娘の紀子さんが担当している。下駒刺繍は奥様の光子さんが担当し、代表の俊夫さんが仕上げる。駒刺繍と横振り刺繍は長年の経験と熟練の技が必要であり、品質にはこだわりと自信を持っている。

取扱品は、成人式用の振袖を中心に打掛・留袖・訪問着、七五三の着物。着物の刺繍ができる事業所は桐生でも年々減少している。関口刺繡は貴重な存在となっている。

創業者である関口さん夫妻は、創業当時より、身に着ける方の顔はわからないが常にその方の幸せを願いながら刺繍に取り組み、その思いは今も変わらず、一緒に行っている家族にも受け継がれている。

「コロナ禍により『成人式』や『七五三』などの日本の伝統行事が縮小された時はこれまでにない寂しさを感じた。着物ばなれが進んでいる昨今ではあるが、これからも日本ならではの伝統行事が受け継がれていく事を切に願う」と関口さん夫妻は話す。