桐生商工会議所　会員事業所からの発信

独創的でユニークな生地を続々と開発【トシテックス】

糸の特性を巧みに活かし、独創的で唯一無二のファブリックを生み出すトシテックス。

代表の金子俊之さんは、20年ほど家業の機屋を経験した後に独立し、平成12年（2000年）にトシテックスを創業した。編み機を用いてストールや服飾素材などを生産、編み物と織物の「二刀流」で製品開発を行い、独自性に満ちた様々な製品を世に送り出している。長年培った金子さんの経験知を活かして精力的に技術開発も行い、金属チェーンを生地に直接編み込むなど、試行錯誤を重ね数々のユニークな技術を考案。生まれたクリエイティブな生地の数々は著名なデザイナーの立体作品やパリコレなど海外のファッションショーでも採用され、存在感を発揮している。

近年は、不要となった生地を有効活用し、金子さんの独創的なアイデアと熟練の技術を掛け合わせ、新たな付加価値を持った製品へと生まれ変わる「アップサイクル」の製品づくりにも取り組む。和服やジーンズなど様々な生地が、その素材の姿を残しつつ、金子さんの手により新たな製品として見事に生まれ変わる。

現在Instagramでも積極的に情報を発信中。金子さんの変幻自在の技と発想で、これからも編みと織りで成す新たな可能性を追い求める。