桐生商工会議所 会員事業所からの発信

『社団法人 桐生猟友会』の歴史を担う 【山鹿銃砲火薬店】

山鹿銃砲火薬店

・住所:桐生市永楽町1丁目33
・電話:0277-22-3374

山鹿銃砲火薬店

代表の山鹿英助氏は、言わずとも知れた桐生が誇る郷土史家である。日本初の女流カメラマン島隆(しま・りゅう)の顕彰を初め、その民族資料収集や郷土史研究の功績は桐生史に欠かせない存在だ。

山鹿銃砲火薬店は、桐生にあった丸山銃砲店から田所銃砲店に替わり、継いで先代山鹿亀吉氏が昭和10年に創業した。英助氏は2代目として昭和51年に代表となり、クレー射撃や狩猟用の銃砲、工事用火薬の扱いなど年々強化される規制に対応し正しい管理で営業を行っている。造詣の深い美術や郷土資料の調べ物に「事業の傍らいつも図書館通いだった」と、夫婦二人三脚で切り盛りする奥様の利枝さんは振り返る。

桐生猟友会(坂口一男会長)は明治33年に約30名で発足し、123周年。昭和30年に法人化、昭和44年のガン・ブームには会員600名を超えた。行政へ協力し、農林作物被害による有害鳥獣駆除で個体数調整を担う。100周年時にはドングリが実るコナラ1000本を植樹した。「他地域と比べ桐生市に熊出没が少ないのは、この活動が功を奏したと自負している。」課題は多いが、狩猟道徳向上と自然の生態系を守る活動を地道に行っている。