桐生商工会議所　会員事業所からの発信

織物で名画を再現　クラウドファンディングで販売
【アルファテックス】

ネクタイを中心にネックウェアを企画製造する(株)アルファテックス（荒川徹代表取締役社長）は、自社の織物技術を活かした名画織を開発し、3月からクラウドファンディングで先行販売している。世界の名画を絹織物で表現した名画織は、緻密さと高い再現度が魅力。クラウドファンディグサイト『マクアケ』で公開直後に目標を達成し、現在は5月15日の支援期間終了まで引き続き支援を募っている。

昭和29年創業のアルファテックスは、ネックウェアのトップメーカーとして、『ネクタイの産地』でもある桐生を牽引する存在だ。今回、織物をより身近に楽しんでもらおうと、服飾から空間を飾るインテリア部門へと新しい挑戦に乗り出した。

販売する名画織は、ゴッホの『自画像』、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』、マネの『笛を吹く少年』の3点。熟練の工芸士が織り込む絶妙な仕上がりは、あらゆる空間を優雅に彩ること間違いなし。同社・平野正弘営業部長は「名画織を通じて、機どころ桐生の織物文化を多くの方に知ってもらうきっかけになれば」と、産地のPRにも意欲を見せる。