桐生商工会議所　会員事業所からの発信

柔らかく伝わる木の温もり
【木のおもちゃ うく・ぬーた】

屋号の柔らかい響き通り、木の温もりを携える「うく・ぬーた」の木工製品たち。自動車や船などのおもちゃから、動植物をモチーフにした生活雑貨まで、親しみやすいデザインと子供から大人まで誰の手にも馴染むのが特徴だ。代表の藤信規之さんが当時1歳だった次男の呟きからそのまま名づけ、2010年に創業した。

藤信さんの技術とセンスは小物に留まらず、2012年からは横浜大さん橋国際客船ターミナルで、「積み木で創る横浜港」を4年にわたり常設展示。横浜港をはじめ豪華客船・飛鳥Ⅱやランドマークタワーなど、横浜の街並みを積み木で精巧に表現した。ケニアで開催されたアフリカ開発会議にも横浜市より出展され、国内外で多くの人々を楽しませた。

また、木製ミニカーレース「ウッドカーチャンピオンシップ」も主催し、栃木県の「ツインリンクもてぎ」をはじめ各地でイベントを開催。クラシックカーフェスティバルin桐生にも参加し、地元の人気イベントをさらに盛り上げている。

「コロナ禍による自粛を機に、おもちゃのラインナップを見直しています」と藤信さん。匠が作る優しい新アイテムが待ち遠しい。