桐生商工会議所　会員事業所からの発信

繊細な特殊技術のホットスタンプ印刷 【(有) 石原プラスチック加工】

昭和51年創業、梅田町の㈲石原プラスチック加工（石原政典代表取締役）は今年６月で法人設立から30周年を迎える。

繊細な技術が問われる一流化粧品メーカーの厳しい審査をクリアし、容器等への加飾として箔をほどこす「ホットスタンプ印刷」を行う。新製品試作から任される最終製品は、店頭で一度は目にしたあのデザイン。

創業者の石原守会長は当初の織物デザイン業から現業へ事業転換を果たした。芸術畑で弟の彰二氏はスペイン在住の画家として活躍、大川美術館企画展「桐生のアーティスト2020」８名のうちの一人だ。２代目の政典社長は、産業機械の設計製作会社へ勤務を経たのち家業へ入り、治具修理は自分で行うなど経験を大いに活かしている。

従業員目線の現場主義で自然と５Sも徹底され、ワンチームで製品のクオリティを守る。「仕事を無くさない。休ませるのは一番最後」と語る順子専務を見ると、社員は家族同然。

老舗との堅実な取引の一方、シルク印刷も行い、自社設備とデザイン力を活かした小ロットでスポット的な仕事も請け負っている。周年行事の贈答品や会社のノベルティ商品などに一度ご相談してみてはいかがでしょうか。