桐生商工会議所 会員事業所からの発信

進化を続ける「和製」本格花火【須永花火 田島煙火工場】

須永花火 田島煙火工場

・住所:栃木県足利市名草上町字広木1848
・電話:0284-41-9203
・HP:http://www.shanabi.sakura.ne.jp/

須永花火 田島煙火工場

緑豊かな足利市名草の山あいに、91年の歴史を持つ須永花火田島煙火工場の敷地が広がる。全国津々浦々へ感動の作品を届ける、両毛地域唯一の花火製造メーカーだ。

1927年(昭和2)に創業し、地元・足利をはじめ各地の花火大会に出場。土浦・伊勢神宮奉納・隅田川など権威ある競技大会で輝かしい受賞歴を誇る「須永花火」の看板を、現代表であり4代目の田島浩さんが継承したのは、2017年(平成29)のこと。田島さんは当地で工場長を20年間に渡り務めた叩き上げの職人であり、生まれも育ちも桐生という生粋の桐生人だ。

「日本一明るい」と評される銀色の発色をはじめとした門外不出の技法を継承し、「和製」ならではの高品質を堅持する一方で、大勢の観衆を魅了し続けるためには、目新しい演出や色合い等による斬新さも求められる。近年では定番になった、音楽と花火をシンクロさせる「ミュージック花火」も黎明期から創作。田島さん自らが演出を手掛け、1/100秒レベルの緻密な調整により音楽と見事にマッチした花火ショーは、感動そのものだ。

安全第一・法令遵守に主眼を置き、「お客様との信頼関係」が何より大切と語る田島さん。国内有数の規模を誇る花火工場の見学も大歓迎とのことだ。来る10月6日(土)開催の第87回土浦全国花火競技大会への出場も決まり、渾身の花火創作が続く。