桐生商工会議所　会員事業所からの発信

水まわりならなんでもおまかせ！　【鈴木風呂店】

明治末期に桶専門店として創業して以来約120年、鈴木風呂店は地域に根差し、家庭の風呂事情、水まわりを守り続けている。

堤町の趣ある店舗に一歩足を踏み入れると、爽やかな木の香りが店いっぱいに広がる。香りの正体は壁に沿って積まれる木桶や檜の箱風呂、そして群馬県指定ふるさと工芸品「桐生桶」である。職人技による伝統の桶は、その肌合いが多くの人に好まれてきた最上級品で、外国から興味を持って来店する人もいたという。

また、木曽原産の檜を使用した箱風呂は、爽快感ある香りと優れた殺菌力で入浴剤要らず逸品。温かいお風呂が恋しくなるこの季節、疲れた体に極上にご褒美を与えてくれること間違いなし。

一方、伝統的な木製風呂用品を扱いながらも、現代のニーズに合わせ最新式の浴槽、風呂釜、給湯器の販売設置、それに伴うガス、給配管工事からキッチン、トイレに至る一式も取り扱う。

そんな老舗の伝統を現代に引き継ぐのは、三代目の鈴木勉さん。顧客とのコミュニケーションを大切にし、「早い・安い・きれい」をモットーにどんな注文も全力で対応する根っからの職人。施工やアフターケアはもちろん、水まわり以外にもさまざまな困りごとに親切丁寧に応え、「困ったときの鈴木さん」と顧客からの信頼も厚く、さらに「ものづくりマイスター（タイル工事）」として、後進の育成と業界の発展にも力を注いでいる。

現在は四代目も加わり、地域密着「お風呂のドクター」はますますその伝統を積み重ねていきそうだ。