桐生商工会議所　会員事業所からの発信

服作りで人と自然に寄り添う　【リップル】

大川美術館の隣に店舗を置く洋品店「リップル」は、「着る人の暮らしに長く寄り添う循環可能な服作り」をコンセプトに環境と人に優しい天然素材にこだわったスローファッションを作っている。

服の特徴として、織密度の高い厚手で丈夫な生地を、地場である桐生の織物工場で製織している。染色については化学薬品を使用せず天然素材染料を用いた藍染や草木染めをおこなっている。仕立てについては通常60番手程度の縫製糸が使用されるところを、より太い50番手の糸を使用し、縫い目の間隔を細かく縫うことでより丈夫な仕上がりとしている。

服のサイズは誰でもどんな体型でも着ていただけるフリーサイズとし、服の補修や染め直しサービスなどをおこない、10年、20年と長いスパンで着ていただける服作りをおこなっている。

このたび、素朴で安全性・環境保全を望む方や、オリジナリティ溢れる挙式を望む方が増加傾向にあることから、ウェディングドレスの制作を開始した。このドレスは挙式終了後、仕立て直しと染め直しをおこない、普段のお洒落着として着ることができるワンピースに作り変えることができ、好評を得ている。

今後も変わらない服作りで、環境と人に優しい、そして地場産業である桐生と共に発展していきたいと語っていた。