桐生商工会議所 会員事業所からの発信

温泉地に桐生の技を 【(有)フジクニ】

(有)フジクニ

・営業時間:午前9時~午後8時
     (土日祝日定休)
・住所:桐生市広沢町5-1939
・電話:0277-54-1710

(有)フジクニ

浴用タオルの製造販売を行う(有)フジクニ(藤生進康代表)。
同社の強みは、原糸の仕入れから、編み立て、整理加工、縫製まで、染色以外の工程を一貫して自社工場で行っており、短納期の相談にも対応している。
創業は明治二十年、藤国織物として着物帯を製造していた。昭和四十二年に衣料用レース、同五十五年から浴用タオルの製造を開始、平成元年からは浴用タオルの製造に特化し、同三年に(有)フジクニとして法人組織化した。
織物メーカーとして培ったノウハウを生かし、高品質の製品を作り続けており、現在、桐生市内で浴用タオルを製造するのは同社のみである。

浴用タオルは近年、バリエーションが豊富になり、素材も様々で、各種エキスを配合したサプリメント入りのものやマッサージ効果のあるものなども販売されている。  同社でも今年七月、日本有数の温泉地である群馬県を訪れる観光客をターゲットにした浴用ボディタオル『草津の湯』を開発した。富岡製糸場の世界遺産登録を契機に、今後販路を拡大していく予定だ。

また、(株)アート(相生町二)が製造するシルクプロテイン配合の『絹石鹸』の販売も近々開始する。
タオルやパッケージのデザインは、地元デザイナーの金子義弘氏(フェイクレイバー)が担当した。 海外製の安価な商品には無い“確かなもの”を桐生から発信していく。