桐生商工会議所　会員事業所からの発信

和菓子でクリスマス！ 【舟定】

桐生市の本町通りに本店を構え八十余年。舟定は明治の中頃、東京・浅草で芋問屋を営んでおり、初代定吉によって「舟定」の暖簾をあげた。

定吉はこの芋を使って和菓子にならないものかと研究、考案して世に出したのが「芋ようかん」。どこか懐かしくホクホクとした自然の味は舟定代々の当主が受け継いできた伝統の味である。
また、代表銘菓として、織都桐生にふさわしい桐生の金襴を巻いた「帯羊羹」や着物を模った「きもの最中」なども揃える。

東京の名店で修行を積んだ四代目社長の東山迅児さんが煉切を使った上生菓子に力を注ぎ、伝統的な四季折々の煉切菓子からハロウィン、クリスマスといったイベントなどに因んだ煉切菓子を創りだしている。まさに芸術と思わせてくれるような代物である。

会長の東山豊さんは桐生商店連盟協同組合の副理事長、社長の迅児さんは当所青年部に入会、両者ともご尽力いただいている。

十二月のおすすめはクリスマス上生菓子セット。「ぜひ食していただきたい」とのこと。
「これからも地域に根付いた和菓子を作っていきたい」と意気込みを語っていた。