桐生商工会議所　会員事業所からの発信

「新小麦」の手打ちうどんを 【しみずや】

新宿通り沿いに店を構える手打ちうどん・そばの「しみずや」。暖簾をくぐり店内に入ると昔ながらのテーブル席が並び、どこか懐かしさを感じさせる。
現在、三代目の清水利信さんとご両親ら家族で店を切り盛りしている。

古くは、利信さんの祖父が東京・麻布十番で製麺所を営んでいた。戦時中、親戚を頼り桐生に疎開したことが縁でお店を開業。八十年近い歴史を持つ。

利信さんは、若い時分東京のホテルや飲食店でサービス業に従事し、接客のいろはを学んだ。桐生に戻り店に入ったのが約二十年前。今では店の顔として常連客から親しまれている。多忙な営業の傍ら、桐生麺類商組合の青年会長や桐生うどん会の副会長を務めるなど業界の振興にも積極的。若い感性を活かし、メニューに「夏野菜トマト汁」を考案するなどチャレンジ精神も旺盛。全国麺業青年連合会主催の創作めん類コンテストにも挑戦した。「多くの出会いや経験が良い刺激になる」と利信さん。

ちょうどこの時期、群馬県産「新小麦」の手打ちうどんが始まった。
『暑い夏は、「桐生おりひめうどん」と「梅田桑茶うどん」の二色もりや「石臼挽二八そば」との合もりがお薦めです。』