桐生商工会議所　会員事業所からの発信

伝統を守り新たな挑戦を 【新浜せんべい】

桐生市浜松町に店を構える新浜せんべいは、創業昭和二十二年の老舗である。
お煎餅は厳選したお米を使い、昔ながらの技法で職人が一枚一枚丁寧にひっくり返しながら手焼きしている。

「全国菓子大博覧会金賞」を受賞した名物の揚げおかきは、国産もち米百％使用、天日で良く干した生地を高温の油で揚げ、サッと塩をふりかけた自慢の一品。贈り物としても重宝され、インターネットでの販売も行っている。

この度、店舗を改装し五月二十九日にリニューアルオープンした。
店内は洗練されたデザインで、商品にスポットライトを当てる演出や、お煎餅の製造工程が見える様ガラス張りとなっている。今後は少量パックをカラフルなパッケージに入れ販売し、幅広い層のお客様にお煎餅に興味を持っていただきたいとのこと。

また、社長の山根久男さんは当所青年部に入会しており、理事として日々活躍中である。
「手づくりのため完成までにとても手間と時間がかかり大量生産できないが、お客様に喜んでいただける様、素材（お米）の味と風味の生きたおいしいお煎餅を作っていきたい」と意気込みを語っていた。