桐生商工会議所　会員事業所からの発信

伝統の味を守る 【根岸屋】

錦桜橋の通り沿いで駐車する姿がよく見受けられる。その店こそ根岸屋。先代から引き継がれた歴史のある和菓子屋である。

特に人気なのが「豆大福」である。大きく柔らかな白い餅の中に、甘すぎない餡がぎっしり、その甘さを引き立てるのが塩豆である。食べる者を満足へと連れて行く。
多い日には一日五百個も売る看板商品だ。原料にもこだわり国内産の餅米や北海道産の小豆を使用し一つ一つ作っているとの事。

作っているのは旦那様の利計さんと奥様の美智子さん。毎朝五時から仕事が始まり、開店の八時半までには店内は甘い香りでお客様をもてなしているように感じる。
店売りを主としているが、桐生でのイベント等にも積極的に出店し、地域貢献にも一役買っている。

また、利計さんは当所青年部に入会しており、副会長として日々活躍中である。

「二月のおすすめは、うぐいす餅。ぜひご賞味ください」と利計さん。
「これからも先代から続く伝統の味を守り“安くておいしい”品をお届けし、地域に愛される店を目指したい」と意気込みを語ってくれた。