桐生商工会議所　会員事業所からの発信

時代に合ったサービスを　【(株)ユニマーク】

岡登緑道に面するユニマークでは、刺繍ワッペンやプリントＴシャツなどオリジナル商品を受注生産している。元は『尾花刺繍』として、アパレルブランドなどの刺繍・ワッペンを製作する工場として稼働した。移り変わる時代の中で徐々にその事業形態を下請けからインターネット上を主とするエンドユーザー向けへ、シフトチェンジしていった。ワッペン企画製造以外にも作業服、帽子、ユニフォームなど多数の商品を取り扱い、１点から刺繍・プリント施工を行っている。

ユニマークは、業界では珍しく刺繍とプリント技術を両方有する点が強みである。また、ショールームと工場を併設し、受注から生産まで一貫して自社内で行うことでコスト、クオリティ面からも非常にメリットが多い。さらに、社長の尾花靖雄さんは電気機械設備の設計に携わった経験を持ち、自社設備の設定も自身で行い、商品のオリジナリティを高めている。しかし、機械技術が発展した今日でも、デザインから刺繍工程を決める作業では、職人のセンスで仕上がりに差が出ると言う。同社では専門のスタッフと永年の刺繍工場で培った技術で、主用取引先にテレビ局や自衛隊などが名を連ね、高い品質を証明している。最近はプリントの色落ち・剥がれが無い『昇華プリント』が好評で、写真など忠実に再現することができる。

「更なる商品オプションの充実や、新規アンテナショップも検討していきたい」と今後の展望も力強く語ってくれた。