桐生商工会議所 会員事業所からの発信

自分たちで“元気”をつくる
【株式会社下請の底力 代表取締役 登内義也】

株式会社下請の底力
代表取締役 登内義也

・住所:桐生市相生町1-183-8
・電話:0277-54-7727
・HP:http://sokozikara.com

株式会社下請の底力  代表取締役 登内義也

中小企業を取り巻く環境は依然として厳しいが、そんな状況下で、「元気を出すにはどうしたら良いか」を本気で考え設立した会社がある。相生町一丁目に本社を置く株式会社下請の底力(登内義也社長)である。旗揚げは、今年の八月八日、末広がりの八が重なるこの日を選んだ。

会社を起こすきっかけとなったのは、両毛地域の企業で組織する「両毛ものづくりネットワーク」。昨年七月に発足した任意団体で、マーケティング、共同営業、農家支援、感動商品づくりの四つの分科会を設置した。そのなかの農家支援活動が具体的な仕事となり、取引に支障がないよう法人化を決意した。

同ネットワーク設立以前の勉強会で講師だった登内氏(バイヤーズ(株))の呼びかけに、仁テック(有)、(株)大進経営、(有)ユニーク工業、(株)シンコウギアーの四社が賛同し、五社が集結する形で設立された。社長には登内氏が就任、本社は仁テックに同居している。事業をスタートするにあたり、何十時間も議論を重ねたという。結果、「感動を伝えて幸せにしよう」というひとつの信念に辿り着いた。

現在は、農家をターゲットにした仕事が多い。イタリア製の農機具の修理を依頼され、通常であれば二か月近くかかるところを一週間足らずで直してみせた。商品開発にも積極的で、イノシシの捕獲檻や虐待用の線香なども開発中、アイデアも豊富である。その傍ら、全国の展示会や講演会活動も行う。

自分たちで仕事を作る。今後も、「下請の底力」から目が離せない。