桐生商工会議所　会員事業所からの発信

こだわりを自信に　【麺匠 うなり 桒原　悟店長】

自家製青竹手打ち麺が自慢の「麺匠 うなり」は、相生町二丁目に店を構えて今年で三年目を迎える。

本物の青竹を使った手打ち麺は、佐野ラーメンの定番であるが、桐生で自家製手打ち麺を味わえる店は、数少ない。一日朝、昼の二回に分けてその日提供する分の麺を打つ。仕上がるまでに約一時間半かかるうえ、作り置きができないため、麺が切れてしまうとその日の営業を終了せざるを得ないが、手間暇をかけた分、きめが細かく、コシの強い麺が出来上がる。「つるつるしたしっかりした麺はうどんに近く、うどん好きの多い桐生では、子どもからお年寄りまで好まれる」と桒原さん。こだわりは、自家製の麺のみならず、自家製の辛味噌やモツ煮も大人気。トロトロやわらかいモツ煮は他では味わえない。

“たかがラーメン、されどラーメン”と語る桒原店長は、二十年以上他店で修業し、念願であった自分の店を出店した苦労人。「この業界で生き残っていくのは簡単なことではない。毎日が舌の肥えたお客様との勝負。だからこそ、お客様に対しても、素材に対しても真剣に向き合いたい」と熱意を語った。